第656回 新しい街へ

  • 2012/10/04(木) 22:53:29

Nr.656, Zur neuen Stadt

スロヴァキア編コシツェ


さて、このブログの存在も忘れられかけていると思います。


2011年1月13日、
スロヴァキア中部・バンスカー・ビストリツァ(ドイツ名:ノイゾール(Neusohl)から
列車で東部の要衝コシツェに向かいます。




途中、高原地帯を通り、



小さな町を抜けます。


吹雪にもなりました。



コシツェ(Košice)。ドイツ名:カッシャウ(Kaschau)。


古くは13世紀からドイツ人が住み、
地理的・歴史的にはハンガリーにも近く、町のあちこちにそれらの遺構を目にします。



前回、8年前の旅でもこの町に寄りましたが、
その時はポーランドから南下しタトラ山脈を抜けて来ました。

あれはスピシュ城が冬季休業に入る直前、サマータイムが終わる時期でした。
まだユーロ導入前でスロヴァキア・コルナが大変安かったことを思い出します。


その時も問題となったのが「宿」。
他の町では簡単に見つかる手頃な宿がこの町ではなかなか見つからなく、
高めの値段で妥協。

そんな記憶があったので、今回は事前に調査済み。



コシツェ駅



構内にドイツ系スーパーが入り、大変便利になりました



市内にはいくつか手頃なホステルがあるそうですが、
駅からだいぶ遠い。


少し高くても便利な所が良いと思って調べたら・・・

ありました。

ネット予約はできないので飛び込みすることにしました。


それがこちらの「ZSRウビュトヴナ」。



駅の真横にあるバスターミナルの目の前。
「UBYTOVŇA ŽELEZNÍC」とも書いてあります。
http://www.kosice.sk/clanok.asp?file=hotely_uk.htm#hostels2


事前に調べなかったらここが宿ということすらも分からなかったでしょう。

なぜなら外観には
スロヴァキア語で「Turistická ubytovňa」(ツーリストホステル)と小さい表示があるのみで
HOTELともHOSTELとも書いていないからです。

写真で見た時はくすんだ灰色の外壁が印象的でしたが、
実物は塗装もし直され、きれいなオレンジ色に輝いておりました。

暖房や温水シャワーはバッチリですが、冷蔵庫もTVもWIFIもありません。
一泊11ユーロ。


ビールや朝食のハムやチーズは夜のうちに窓の外で冷やしておいて、
地階のコーヒーベンダーで30セントのモーニングコーヒー。

旅をしている感じが出ます。


こちらを参考にしました。


バスターミナルを見下ろすホステルからの眺め

第651回 鎮魂歌

  • 2012/07/15(日) 21:39:51

Nr.651, Das Requiem

スロヴァキア編バンスカー・ビストリツァ


旧市街。

聖母マリア教会(Kostol Nanebovzatia Panny Márie)の裏手に広がる墓地。



町外れ臭が漂う入口。



入口を入るとすぐ斜面になっており、降り積もった雪に足がズボズボ埋まっていく。
(入口方向を撮影)



鉱山都市だけあって、墓石にも特徴がある。



奥に進むと比較的新しい墓所が広がる。
これはどこの墓地もだいたい同じ。



どの墓石も美しく飾られています。



第二次大戦戦没者



町の発展を草葉の陰から見守る



墓地を出るともう夕暮れ



人通りも絶えたSNP広場とソ連兵記念碑

第650回 何故ならそこに丘があるから

  • 2012/07/14(土) 13:43:04

Nr.650, Da der Hügel dort steht.

スロヴァキア編バンスカー・ビストリツァ


この日は町を見下ろす小山に登ります。



町の南を流れる川を渡り、Banská Bystrica mesto駅の裏手からいろは坂を登る。



斜面は北に面しているので、幅の狭い登山道には凍った雪が残り、
非常に滑ること滑ること。


滑り止めの枝を踏みしめながら一歩一歩登って行くとなかなかの景色が広がっていた。



もう少しで頂上、という所にポツンと立つ教会



こんな雪では誰もやって来ない



何か降りてきそう



このへんは保護林らしい



教会が立つSNP広場



小山から降りる途中に奇妙な家を発見。



壁がたわんでいたり、窓が歪んでいる。


アーティストでも住んでいるのかな

第649回 風呂上がりに冷たい一杯

  • 2012/07/14(土) 01:45:32

Nr.649, Eine Kühles nach dem Bad

スロヴァキア編バンスカー・ビストリツァ


町を歩いていると面白いものを発見した。



それがこの自動販売機。


ガラスに反射しているので少々分かり辛いですが、
中にガラス瓶が並んでいるのが見えます。


但し、中身は入っていない模様。




この自動販売機はこのコンテナの中に設置してありました。

čerstvé mlieko zo Šajby(Fresh milk from Šajby)



つまり牛乳の自動販売機。
しかもガソリンのようにその場で詰める。(いやガソリンは瓶に詰めないけど)


硬貨投入口。スロヴァキアの通過はユーロです。左の扉を開けて容器をセット




1リットル0.60ユーロ。安い!!!

Cena mlieka(Price of milk)


この牛乳自販機についてはこちらに記事がありました。(スロヴァキア語)
2009年11月に導入された模様。

(記事の要旨)
・最初の牛乳マシーン設置。
・機械内の牛乳は24時間で交換される。
・300リットルの容器を2つ格納。
・容器は各自持ち込むか、自販機で買う。
・無殺菌牛乳
・1リットル0.50ユーロ。




2010年3月に追加の記事がありました。(スロヴァキア語)
(記事の要旨)
・2つ目の牛乳マシーンがキエフ広場に設置。
・格納量は同じく300リットル×2
・毎日の販売量は900リットルで当初の予想を越える



冷たいミルクをこうして買えるなんて素晴らしいことですね。




注ぎたてのビールの自販機はないのかしらん。

第648回 バンスカー・ビストリツァ のハイライト

  • 2012/07/09(月) 20:58:34

Nr.648, Highlight von Banská Bystrica

スロヴァキア編バンスカー・ビストリツァ


丘の上に見た教会と思しきものは博物館でした。



その名もスロバキア民衆蜂起博物館(SNP博物館, Museum of the Slovak National Uprising)。


対独蜂起の中心的役割を担ったバンスカー・ビストリツァに、
この博物館が建てられました。


入口には縛られた人間を模したおどろおどろしいブロンズ製のモニュメント。



楕円形の2階建ての建物の真ん中が真っ直ぐに割れ、
半分が戦前ナチスドイツに蹂躙されたチェコスロヴァキアの展示。
ドイツ軍の装備品や、反ファシズムレジスタンスについて。

歩道橋を渡ったもう半分は、戦後ソ連の衛星国となったチェコスロヴァキアの展示物。
スターリンやレーニンの真っ赤な旗が目にも鮮やか。


時期が悪いのか他に見学者はなし。



博物館の敷地入り口にはソ連製リスノフ2(Li-2)


スロバキア民衆蜂起の際にソ連から供与された航空機で輸送機として活躍したそう。




駐車場の向かいにはソ連製やドイツ製の装甲車・戦車・対空砲の野外展示。



柵も何もないので、自由に触れることができます。



日本にも自由に触れられる博物館があればいいのに。



雨ざらしというのがもったいないのです。



大変お勧めの博物館です。



バンスカー・ビストリツァ続く