第333回 キプロス通信 エンコ

  • 2009/03/30(月) 19:17:27

Nr.333, "Enko"

修道院でハチミツを買い求めた後、帰路に着く。
といっても、来た道を引き返すのは能じゃない。

というか、もう砂の上は走りたくない。

更に進む。殆ど地平線が見えんばかり。
こういう所は自転車よりバイクのほうが気持ち良さそう。


右手に見えますのは、ソルトレイク。塩湖でございます。


では近づいてみましょう。白点が一面に広がっています。


塩粒でも小石でもありません。全て貝の死骸です。


地面は殆ど泥なのですが、一部岩盤が露出している所があり、
そこでは太古の貝が化石状になっています。


さらに湖に近づきます。もはや泥しかない。


タイヤと足元がぬかるんできて、立ち止まると水が静かに湧いてくる。
そして泥の層がはがれてタイヤにベトベトとこびりついてきた。
ここまで来ると、地面がフカフカです。

後ろを振り返るとこんな感じ。夏に向けて急速に乾燥している。


水際まで来た。遠くに鳥影。


これ以上は進めません。タイヤも足を取られて危険。
立ち止まるとこのまま泥中に沈み込みそうです。

夏は殆ど干上がってしまうようだが、
冬は大量の水をたたえ、フラミンゴが越冬してくるとの由。


という訳で、今度サイクリングに行きましょう。

第332回 キプロス通信 自転車でGO!

  • 2009/03/29(日) 22:48:30

Nr.332, Fahren mit dem Fahrrad!

自転車を買いました。

そして週末、町を離れて遠出をしてきました。

海岸線を一路南へ。遠くにリマソール市内が見える。


目指すポイントまでは約10キロ。
1時間半もあれば着くと思っていたら、途中から未舗装道路。

それどころか砂道路になってきた。
さらに風も吹いてきたのでなかなか前に進めない。

所々で休憩。そして波打ち際に遊ぶ。


ただのゴミ箱なのに美しい。


遊びながら走ったので、意外と時間がかかってしまった。

突然目の前に有刺鉄線が現れ、
一直線に左右に伸びて進路を阻んでいる。
ここから先は英軍の空軍基地があるため、立ち入りが出来ない。

ここに来るまでの道中は
途中から「英領アクロティリ」に属し、それはキプロス島の南にある半島を占めている。

かといって入域に検問はないし、荒野が広がっているだけである。

有刺鉄線から振り返ったところ。右に海水浴用のレストラン。さらに右に海岸。


これ以上真っ直ぐには進めないので、有刺鉄線に沿って、海岸を離れる。
時々英軍がパトロールしているのに出くわす。

しばらく走るとこんな標識が。


実は今日の目的地はここでした。

アギオス・ニコラウス修道院


このアーチの後ろの廊下に僧坊が並んでいる。


放し飼いの猫がいっぱい。


付属の小さな教会は夥しいイコンを収蔵している。
じりじり焼け付ける日差しの中、この中は涼しかった。

紹介が遅れました。わたしの愛車です。


修道院には売店があるが、だれもいない。


売られているのは十字架などキリストグッズの他に、
ハチミツやジャム、ハーブティーなどの食品も。


色々なコンポート


近寄ると、中から尼さんが出てきた。
巨漢で、髭を生やしたおばあさんである。

わたしがハチミツを眺めていたら、「ハニー!」
え、わたしのことじゃないよな?

一通りジャムとコンポートの説明をしてくれた。
こんな辺鄙なところで英語を話す修道女のおばあさん。
そんなに観光客が多いようには見えないけど。

ハチミツが欲しかったので、一瓶購入。8ユーロ。
ずしりと思い。多分800gくらいある。


なんとまろやかな味なことか。

修道院の近くには蜂の巣箱が置いてあって、蜂がぶんぶんうなりをあげている。
これなら品質は確かだろう。


次回は、帰路編。

第331回 キプロス通信 レモンの花咲くところ

  • 2009/03/25(水) 22:00:25

Nr.331, Wo die Zitronen blüh'n

キプロスではレモンやオレンジが
生っていることは以前書いた(第320回 キプロス通信 散歩しました)。

交通量の多い道路は別として、
一歩路地に入るとレモンやオレンジが街路樹として立っている。
または庭の植木として。

ヤシの木とレモンの木


そばを通ると、ふわっと柑橘の匂いに包まれ、さわやかな気分になる。
レモンの白い花をここで初めて見ました。

ヨハン・シュトラウス2世の
「レモンの花咲くところ(Wo die Zitronen blüh'n - Walzer Op. 364)」は
イタリアじゃなくて、本当はキプロスだろ!と言いたくなるほど。

こちらで知り合った人は、レモンは買わずに隣の家からもいで来ると言っていた。
完全無農薬食品。

確かによく見ると、手の届く範囲には実が少ないような。。。
もっとも買ったとしてもかなり安いんですが。





尚、オレンジは汁気たっぷりで美味しそうに見えるけど、
甘くなく、苦いのだそうだ。

なんだ、試そうと思ったのに。

第330回 キプロス通信 契約と、お天気と、イランの新年と

  • 2009/03/23(月) 20:04:12

Nr.330, Vertrag, Wetter und iranisches Neues Jahr

先日、ようやく雇用契約を結びました。
契約がなくても、もうとっくに給料はもらっているのですが。。。

初めの3ケ月は研修期間として。その後は無期限。

つまり、会社かわたしか、
どちらかが「もうあんたに用はない」と言い出さない限り、ずっとキプロスです。
とにかく、そういうことになりました。

だから「いつ遊びに行ってもいいんだね〜」なんて悠長に構えて
Visitlistの後ろの方にキプロスを書き込まないで、
いつでも・早めに遊びに来てください。

夏は暑くて地獄だそうですよ。
わたしはもう日焼けをしました。

そりゃ、もうこんな天気ですから。





週末はイランの新年だというので
同僚の知り合いに連れられて「新年会」にお邪魔してきた。

空手をやっているという男性は日本の事情にも幾らか通じていた。

今まで話しこんでいても、音楽がかかると急に踊りだす人々。


イランはイスラムなのでアルコールは飲まないと思っていたのですが。。。
ウィスキーやらビールやら飲んで、みな良い気分で踊っています。




女性もスカーフ(ヘジャーブ)をしていないし。
キプロスでは宗教警察から逃れて気楽に暮らせるんでしょうかね。

初めてイラン人と懇談した日でした。

第329回 キプロス通信 てれふぉにーれん

  • 2009/03/21(土) 21:27:24

Nr.329, telefonieren

新しい国で生活を始めるに当たって
必要なものに電話がありますが、
キプロスに来てさっそく買いました。(日本では持っていませんでした)

ドイツにいたときの携帯電話は、契約ではなくプリペイド方式。
住民票を持っていって本人確認・登録をして購入した。

キプロスで用意したのも固定電話ではなく、携帯電話。
厳密に言えば、プリペイド用のSIMカード。

ドイツで使っていた端末が2年を過ぎてSIMロックを外せるようになったので、
SIMカードだけあればいい。

町の電器屋に行く。
「プリペイド用のSIMカードください」 「はいよ」



買って店を出る。

あれ、本人確認しなくていいのかな?身分証明書やパスポートさえ求められなかったぞ。
まるでミネラルウォーターでも買うように。

ドイツでプリペイド携帯の通話料金が高いという辛苦を
さんざん舐めていたので(30秒で約50セント)、
キプロスでもSMSしか使わず、ほとんど「受け専用」だった。

しかし今日、用があったので初めて(こちらから)掛けてみた。
「ああ、残量はいくらなんだろう」と気にしながら。

結果。なんと約11分話してたったの77セント。
無料で付いていた5ユーロのボーナス残高は来月6日まで。

もっと電話で話す相手がいればいいんですが。。。

説明書はギリシャ語と英語。


SMSが50通しか分からん。