第388回 キプロス通信 太っ腹なキプロス

  • 2009/09/24(木) 16:57:17

Nr.388, das großmütiges Zypern

友人たちとフィッシュメゼを食べた日。
「もう苦しい〜。何もいらないー」

翌日、朝食用のパンを切らしていたので近くのスーパーへ。


前日にいくら食べようとも、朝は腹が減って目が覚める。

スーパーの近くまで行くと異様に騒がしく、白い煙が上がっている。
すわ、火事かと思ったら、みんな楽しそう。

パラソルまで出ていた。


なんとこの日は「お客様感謝デー」で(今、勝手に名づけた)、
バーベキューを振舞っているのだった。

招待状もいらず、通りがかりの人であっても、
完全無料でいくらでも食べることができる

なんて太っ腹!


そして店のおじさんたちが鉄板に陣取って、
串焼きや肉の塊、ソーセージにピタパンを炭火で焼いている。

ぜんぶタダ


う〜ん、とろけるような香ばしい匂い。

地ビールもジュースも無料。

昨日は魚、今日は鶏肉に豚肉ソーセージ、牛のステーキに、ビール、ビール、ビール。。。

お腹をキメラ状態にさせて帰りました。

第387回 キプロス通信 真夏の恐怖

  • 2009/09/21(月) 15:20:29

Nr.387, Schreck im Hochsommer

身も凍るような恐怖をキプロスで体験しました。
日本にいてもなかなか遭遇することではありません。



自転車で町を走っていると、交差点にぶつかった。

車の流れが途切れるのを待っていると、
一台の車が近くに停まり、おいでおいでをしている。

ナンバーからしてレンタカーではない。

レンタカーであれば、迷った観光客が道を尋ねようとしていると推測できるが、
どうもキプロス人のようだ。


ここは旧市街の外れ。他の町から来た人には難しいのかもしれない。

そんな無邪気な疑問と一握りの親切心を持ちつつ、
その車に近づいていった。


車の中にはおじさんが一人、運転席に座っている。

おじさん「どっから来たの?」

わたし「(道に迷っているんじゃないのか?)」

いささか訝りながらも、「日本からだよ」


おじさん「〜〜、ライク〜〜」

わたし「へ?何?」

おじさん「アイ・ライク・ユー」

と、もじゃもじゃの腕を伸ばし、わたしの手をさすってきた!


気持ち悪い!


わたし「!!! ノー・サンキュー!」


シャツの胸元から白い胸毛をのぞかせるおじさん。

汗とも冷や汗ともつかないものをかきながら、
脱兎のごとく自転車を発進させて逃げたのでした。

第386回 キプロス通信 どたまかち割る

  • 2009/09/18(金) 16:41:18

Nr.386, den Kopf zerschmettern

夏も終わりかけた今、人生初のスイカ割りをしました。



既に陽も傾きかけた夕方。

海岸でバーベキューを催し、ドイツからのソーセージを焼きます。



自分でスイカを割ったわけではなく、
エストニアから来た男の子の誕生日の余興として
このコミカルな日本の伝統行事を本人に楽しんでもらったのです。



遊歩道からも近く、行き交う人々の好奇な視線を浴びながら
「ストレート!少し左!」
などと声を上げながら誘導。






彼の人生初のスイカ割りはつつがなく成功しました。


棒は見事スイカのど真ん中に命中。
約5キロのスイカは一撃の元にくず折れました。

第385回 キプロス通信 砂浜の日光浴

  • 2009/09/16(水) 16:00:15

Nr.385, Sonnenbad am Sandstrand

先日、キプロスに来て初めて海岸で日光浴をしました。

今まで、今日こそは、明日こそは、と思っていたものの
家から海まで比較的遠かったことと、仕事の進捗状況が気になったり、
休日は会社でインターネットをしたりと
伸ばし伸ばしになっていました。


仕事がなくなった今、することは海岸でお姉ちゃんをナンパ甲羅干しすることくらい。

海パンを履き、マットを持っていざ砂浜に繰り出しました。

近くにはHoliday inn Hotelがあるので、外国からの保養客ばかり。




近くを通ると英語やロシア語が聞こえてくる。

しかしその殆どが恰幅の良いおじさんだったり、リタイアしたおばさんだったりするので、
興味がそちらに向いている人以外には、ホテル客専用ビーチはお勧めしません。


お肉があらぬ方向に発達した彼らと比べれば、
日本人のお腹具合など、とんと問題になりませぬ。

ホテルのビーチも勝手に使えますが、貧弱なので先に進みます。

子供たちは元気いっぱい





前日はよく眠れずに朝を迎えたので、海岸で睡眠をと洒落込んでいました。

が、あまりに強烈なルクスと
強風が運んでくる砂粒に打たれて、早々に退散しました。

それでも砂浜にいた、たった一時間余で全身真っ赤。
元々、海よりも山を好む質なので、太陽に全身を晒すこともなく年中色白です。


普段露出しているところ意外は焼かない方針なので、
こんなに焼けたのは約20年ぶり。

日焼けの後遺症で体中がピリピリし、未だに苦しんでいます。
痒みも始まったので、あと数日後には脱皮の予定です。


歩くと背中の皮がずり落ちていくような感覚があり、
まるで背中全体に麻酔を打たれたようです。

体を洗うときも優しく撫でるようにしないと本当にずるむけそう。

暑さでサボテンもダウン


足みたいなサボテン



ちなみに、キプロスに来て以来、
日焼け止めクリームといったものは塗ったことがありません。

この間キプロスに来た友達にそのことを大層驚かれました。
そしてその割にはあまり焼けていないね、と。

元々、あまり焼けない体質なのかもしれませんね。

いよいよ顔の脱皮が始まりました。これは今年3度目です。

第384回 キプロス通信 マイ・フレンド

  • 2009/09/14(月) 13:11:18

Nr.384, My Friend

以前書いたように引っ越しをして住所が変わったので、
警察に届けなければいけない。

地図で場所を確認し行ってみると、駐車場に事故車両一杯停まっている。

うむ、警察に違いない。


窓口に入り要件を伝えると、「ここではない、移民局に行け」と言う。

移民局とは、さんざん手続きに苦労した挙句、
ビザを取った役所である。


またあんなに遠いところまで行かなければいけないのか。

証明書には、「最寄の警察で」としか書いていないので、
どこの警察署でも書き換えができると思っていたんだが。。。


近くにもう一軒警察署があるので、今度はそこで試してみる。

守衛の警察官に住所の変更について聞くと、
またしても「ここではない。移民局だ」との返事。


「証明書には、どこの警察署でも受け付けるように書いてあるじゃないか」と
拳銃を提げた警官に突っかかる。



と、その警官。「ヘイ、フレンド!」

ふ、ふれんど〜??


「とにかく、ここでは受け付けない。移民局に行け」


あー、そーですか。移民局は遠いからまた日を改めて出直しますよ。

キプロスでは、friendという単語はどう教えられているのだろう。