第428回 キプロス通信、帰省ラッシュ

  • 2009/12/31(木) 15:33:36

Nr.428, Ferienheimkehren

わたしは両親共に埼玉県の出で、実家もほとんどの親戚も同県にあるので
年末年始やお盆の「帰省ラッシュ」というものに当たったことがありません。
車なら3,40分で両親の実家です。

どこかはるか遠い国の出来事を見るように、
TVに写る東京駅新幹線ホーム、羽田空港の家族連れの映像を見、
その度に、楽しそうなピクニックを一つ逃しているようで、
または、世間の何か重大なものをわたしだけが知らないような気がしてきます。

高速道路の渋滞の模様もまた、年に幾度かのイベントのようで、
その鈴生りの中にいない自分を歯がゆくも感じました。

そのため、友人知人が帰省で遠くの実家に行くのを幾分うらやましくも思うのです。

非日常的生活。
それが帰省ラッシュという光景に現れ、憧憬に変わる。。。


わたしは埼玉県という狭い枠の中で、
そのほとんどの生活が完結していたのでした。

新幹線に乗ったのは確か22歳の時が初めてでしたし、
羽田空港を利用したのは、ましてや日本国内線に乗ったのは27歳。ある夏の初体験でした。
機内に日本人ばかりというのにかなり驚き、なぜか動揺したものです。

インタビューに答えた幼子が、
その後母親に手を連れられて新幹線に乗り込むその小さな後ろ姿に
わたしはいささかの嫉妬を覚えました。

駅弁、端麗なるかな富士の姿、Just took off...


取り止めのない雑文が出来上がりましたが、
とどのつまりは、
わたしはこれを読んでくれているあなたのことをいつも考えています。ということ。

1年間の感謝を込めて。ありがとう。

2010年があなたにとってすてきな年になりますように。
それでは皆様、また来年。













てか、すぐ明日かもよ?

ページはそのままで、更新ボタン!

第427回 キプロス通信、新型インフルエンザ

  • 2009/12/29(火) 18:09:17

Nr.427, Schweingrippe

日本では、今も連日のように豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)が
取り沙汰されているようですが、
この間まで一緒に仕事をし、今はスイスに戻った元同僚がこれに罹患しました。


ところで、豚インフルエンザは英語でswine fluというようですね。

残念ながらpig fluではありません。


日本人には「豚」とくれば、ほぼ条件反射的に「pig」を思い浮かべるわけですが、
このswine。
元々は古英語のswinから来ているらしく、
ということは現代ドイツ語のSchweinと同根でしょう。
ドイツ語学習者には、すっと胸に落ちるこの単語。

でも、インフルエンザ騒ぎは落ち着きそうにないですね。

第426回 キプロス通信、おらキプロスさ行くだ

  • 2009/12/28(月) 18:00:09

Nr.426, Ick geh' nach Zypern.

キプロスは「シェンゲンではない」という言い方をされる。
わたしもドイツにいる時には、キプロスの状況を詳しく分かっていなかった。

厳密に言うと、
「シェンゲン協定に署名はしたが、(国境の開放という措置をまだ)実施していない」
ということだそうだ。

(まるでどこかの国の、「集団的自衛権は保持するが行使できない」みたいな論理。
それは違うか。)

理由は北キプロスとの国境紛争。


だから、いわゆる「90日ルール」もキプロス共和国滞在期間は
別個に計算することになる。

観光ビザで90日以上滞在したい場合には、
一度正式に国境を越えて(北キプロス以外)シェンゲン域外に出て、
すぐに戻ってくればリセットされるのだそうです。
(出入国時にはスタンプが押されます。)

するとその日からまた「観光ビザで90日間の滞在が可能」になると、
移民局とやりとりをしてくれたキプロス人から聞きました。

外国人が日本に長期滞在したい時に、一度韓国に出国・旅行するようなものでしょう。

ヨーロッパを長く周遊したい日本人にとっては、
キプロスは最後に来ればいいことになる(いや別に無理して来る所じゃないけど)。

でもまあ、そのおかげでビザの心配をせずにキプロスに来られました。

ドイツビザの都合でシェンゲンを出なければならなかったからこそ、
ルーマニア・ブルガリアを経由して旅行しながらキプロスに赴こうと思ったわけであり、
これはこれでいい体験になりました。


(参考)
2009年3月に、在日本ドイツ大使館から以下のような返事を貰いました。
ドイツ外務省からの回答だとのことです。

Nach Beendigung eines Aufenthalts nach nationalem Recht (z.B. als Student) ist die unmittelbare Wiedereinreise als sichtvermerksfreier Drittausländer im Sinne von Art. 20 Abs. 1 SDÜ möglich, da der nationale Aufenthalt nicht mit den Aufenthaltszeiten nach dem SDÜ zu verrechnen ist.

Erforderlich ist bei einem Kurzaufenthalt, der an einen Aufenthalt nach nationalem Recht anschließt, unbedingt, dass erst eine Ausreise aus dem Schengengebiet und eine anschließende Wiedereinreise erfolgt, damit die erforderlichen Einreisevoraussetzungen nach § 5 Abs. 1 Schengener Grenzkodex überprüft werden können.


穿った見方をすると、形式さえ整っていれば入国目的は問わないということか。
いや、そちらは国境警備隊の役目なのかな。

第425回 キプロス通信、れもんがポロリ

  • 2009/12/26(土) 16:19:01

Nr.425, Es macht Zitronen gut auf.

再び街路にオレンジの実が目立つようになりました。



いつ頃から実が成り始めたのかは
ついぞ気にすることもありませんでしたが、
緑の木陰の隙間からこぶし大のオレンジ色の丸い実が覗くのは
散歩を実に楽しいものにさせてくれます。




レモンはまだ緑がかっていて目立ちませんが、
目を凝らすと鈴生りになっているのが分かります。


密集した木からは爽やかな香りが流れてくれるようになりました。

もう少しすれば黄色く色づいてくるでしょう。
それまでここに居るかどうか。

第424回 キプロス通信、南の国のクリスマス

  • 2009/12/24(木) 16:58:47

Nr.424, Weihnachten auf der Südlichen Insel

キプロスでも勿論クリスマス。

しかし、ドイツのクリスマス、クリスマス市を知ってしまったら、
「ここのは一体ナニモノ?」


クリスマスの花と言えばポインセチア。
キプロスでも花屋の店先で普通に売っています。



しかし、これもポインセチアでしょうか?



それらしく見えます。


ただ、、、


こんなに大きいんですが・・・



何十輪もの花は軒先にまで届く勢い。
暖かい気候でよく育つのか???



リマソールで一番交通量が激しいロータリー。

その中心に何か変なものが座っている。


首だけサンタ。しかも柔和でない目つき。


映画「チャイルド・プレイ」のチャッキーを思い出した。

キプロスは気候がよいので全くクリスマス気分にはなれません。
それどころか果たして冬なのかどうかも疑わしい。

正教会とサンタ



キプロス流、砂だるま


いつかは波に洗われてしまうのがいじらしい。