第629回 世界遺産の町で

  • 2012/02/26(日) 20:23:21

Nr.629, In einer Stadt der Weltkulturerbe

グルジア編


チェコ編を一旦お休みしてグルジア編。


首都トビリシを夜行列車で経つ当日。
バスで30分の世界遺産の町、ムツヘタに。

バス停から北上すること徒歩約10分。
丘の上に城影が現れます。


ムツヘタ城跡。


眺めは素晴らしく、遠くに山々、眼下に川が流れる。


次に向かうは
アラグヴィ川の向こう岸の丘の上に立つジュヴァリ教会

(右上の小さい建物がジュヴァリ教会)


徒歩です。


城塞を降り、川岸のキャンプ場を抜け、対岸に渡り、
イスタンブールとテヘランを結ぶ幹線道路を渡る。



道なき道を進むと、雪解けで路上がぬかるみ泥でぐちゃぐちゃ。
馬ふんも至る所に落ちていて
全く気を抜けない。
泥に足を取られて全身○○まみれなんてことになりかねない。



ガイドには「タクシーで行くのがてっとり早い」と書いてあったが、
健康なうちは自分の足で登るのが旅の醍醐味、と徒歩で敢行。
途中からは完全な獣道。
木々を枝の隙間を分け入り、雪に残る先行者の足跡を追っていく。



急斜面を登ること約20分。
息も絶え絶え、汗もかいて靴は雪と泥だらけ。



林を抜け車道に出ると猛烈な風が吹き抜け、その先にはジュヴァリ教会が立つ。



正に絶景。



先程、渡った幹線道路にはミニチュアの車が走り抜け、


ムツヘタの町には箱庭のような家々と大聖堂。



教会の縁まで行くと、風のあまりの強さで息ができない。



カメラはぶれ、固定している鉄製の手すりは氷のように冷たい。


ジュヴァリ教会の内部は非常に神秘的で、
千何百年も祈りを継いできた人々の想いが空気に満ちているかのよう。




下りは車道を通って下山。

教会のある丘の後方をぐるっと回るのでかなりの距離があり、
下りだけでたっぷり1時間はかかりました。

幹線道路に出たはいいものの
そこからムツヘタの町に入るには、北か西に大きく回りこまないといけない。

「あるべき場所に橋がない」典型のような町です。



町へのルートに西方を選択。

さっきまでいたジュヴァリ教会を遠く臨みながら
川沿いの道路をムツヘタに向かって歩いて行く。



と、ふいに2頭の野犬が登場。
いずれもわたしに向かって吠えている。

茶色の1頭は飽きたのかすぐに退散。
しかしもう1頭の白黒がしつこく付きまとってきて、相変わらず吠えたてる。



いつまでたっても付いてくるので
本で追い払って適度な距離を保つ。

犬も興奮してきたのか
息が上がり、よだれも垂らし始めている。


そんなことを何度か繰り返し、また歩き始めた瞬間。




ビリ。




イデェェェェェェェェェ!




(長くなりすぎたので、また次回)

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